仕事と方向性。

仕事の原則は、お客様のために尽くすことだが、

お客様が困っていることを解決しても、

お客様のためにならないことがある。

例えば、医者が患者の痛がっている箇所を治療しても、

治療後も患者が健康に生きられるとは限らない。

痛いからといって、薬を投与しても、

一時的にはラクになるかもしれない。

しかし、痛くなったら薬を投与することを繰り返せば、

もとの身体よりむしろ悪化することだってある。

目の前の現象にだけ目を奪われてしまうと、

その先が見えなくなってしまう。

「どこへ向かっていきたいのか」を見失ったら、

その場にとどまり続けるしかなくなってしまう。

仕事をするときは、目の前の現象を観察しつつも、

お客様の向かいたい方向を一緒に共有するようにしたい。

 

正・反・合。

内と外、善と悪、正と負、精神と身体。

正反対と思われている物事が融合するとき、可能性は広がる。

例えば、インプットとアウトプットの融合。

一般的に、教科書はインプットとして扱われる。

そして問題集はアウトプットとして扱われる。

教科書を読んで学んだ後に、問題集を解いて出力する。

しかし、教科書をインプット用に使うと同時に、

アウトプット用にも使えれば、一気に習得可能性が広がる。

覚えるべき用語の上に、暗記用の緑(青)ペンで線を引き、

赤シートで用語を隠せるようにしておく。

これであれば、いちいち書いて覚える必要がなくなるので、時間を節約できる。

節約された時間で、もう1週多く教科書を読むことができる。

しかも、教科書を読みながら、アウトプットすることができるので、

より一層の記憶の定着をはかることが可能になる。

2つのものを無理に融合しても失敗するが、

1つのものを無理に分割しても失敗する。

自分にとっての『自然さ』を探していきたい。

陰口の的にしていた組織に、感謝する日。

自分が属する組織の陰口を言う人がいる。

なぜ、こんな商品を売らなければならないのか。

こんなの、お客様を上手くだまして購入させているだけではないか。

こんな組織は潰れたほうがマシだ。

こんな組織のために働くなんて、まっぴらごめんだ。

でも、だからといって組織から去ることができていない。

この人がまず気づくべきなのは、視線が他者にしか向いていないということだ。

その組織にしか入れなかった自分に気づいたほうがいい。

現実の自分を見つめ直す機会を与えられたと思って、

視線を組織から自己へ変更する。

その組織を触媒にして、自己との対話を行い、信念を深く掘り下げていく。

その上で、ではこれからどう生きていくかを決断して、

目指したい方向へと歩み出す。

すると、そんな組織にさえ感謝する日が、来るかもしれない。

なぜなら、そんな組織と出会ていなけば、

自己を深く掘り下げることは、なかったのかもしれないのだから。