カタカナ用語というのは、
使っている本人にとっては「カッコいいだろ」と悦に浸れる魅惑さを持ち、
用語を知らない聴いている側にとっては苦痛であり、劣等感をさえ植え付けられるやっかいな代物である。
しかしそれでも、直感的に伝わりやすく、
スッと受け入れてもらいやすいため、使い勝手がいい。
だからこそ、使う側も聞く側も、よく使われる用語は勉強しておいた方が良さそうだ。
コンセプトとは、概念のことである。
概念とは、物事についての抽象的な意味内容をいう。
抽象とは、個々の物事から共通の性質を抜き出すこと。
あるプロジェクトのコンセプトを唱えるとき、
そこにはプロジェクト全体を通してなんらかの共通する精神が
流れていなければならない。
1970年の日本万国博覧会のコンセプトは、人類の進歩と調和だった。
シャドーより。